
JOG
(YV50Z) 修理 復活 掛からないエンジンの直し方
ジョグ 2000年モデル 5EM 4 (SA12J) 走行距離 5712km で一旦、動かなくなったが、2年後に修理。
2023年、殆ど乗らなくなったが(2週に1度ぐらい)、8921km を超えて、まだまだ、ちゃんと、走ってくれていた
が、2024年夏の猛暑が終わった頃、2か月ぶりに乗ろうとした所、再び不動に!! 現在、修理中。
- 初めに
- 現在(2024年)の状況 2回目のエンジン不動
ヘッドライトのLED 交換 プーリーケースの
オープン
謎の『ピヨピヨ音』
の原因と解消 マフラーの交換 後輪タイヤの交換 始動性の悪さの原因と改善
なめたブレーキボルトの交換 後輪バルブの亀裂 、CDI交換 、前輪タイヤ交換、 ブレーキ
の鳴き
- 不動尾修理の前に 必要な物
- 不動修理の手順 吸気 -> 排気 -> 燃料ポンプ -> ガソリン交換 -> 点火プラグ -> キャブ掃除 -> インマニ交換 他:ヘッドライト交換
- 失敗談
- 修理前の状態
- 修理日記
- 今後の課題
- その他(バイクボックスのちょっとした改良についても)
【初めに】
2000年夏に新車で購入し、6,7年目からエンジンが掛かりにくくなり、翌年にはにとうとうエンジンが掛からなくなり、
そのままバイクカバーを掛けて放置してた。
捨てるか?直すか?迷っていたが、1週間休みを取ったついでに、本気で直すことを決意!!
素人なので、まずネットで色々と調べて、怪しそうな所から攻めていったが、結局、エンジンは掛からず、もう諦めかけた所で、
まさかとは思いつつ、試したことが上手く行き、何とかエンジンが掛かった!!
その経験から、一番効率的な方法を順に挙げたいと思う。(ちなみに私は全てを逆にやってしまったが・・・!?)
結果としては、インテーク・マニホールド(=インマニ)に亀裂があり、そこからの空気の混入でエン
ジンが掛からなかった。
勿論、エアクリーナーエレメントも
ボロボロで交換した。

元のイン・マニで、根元がバックリと裂けている!
キャブへの取り付け口も割れていたのだが、瞬間接着剤でくっ付けたので、分からなくなってはいるが。
裏側を見ても、完全に裂けているのが分かる。
これだけ、割れていると、空気が入り込み、ガスが薄くなって、いくらキックしても、エンジンが掛からなくなっても仕方が無いだろう!!
恐らく、自分で直すよりは、バイク屋へ修理に出した方が、時間を、もしかするとお金も、節約できたかも知れない・・・!?
しかし、機械いじり、特にバイクなんかは、男の子?なら、自分で何とかしてみたいという願望があるのではないだろうか?
今回の修理で、色々と勉強になったし、何より、エンジンが掛かるようになった時の喜び
は、お金じゃ買えない最高のひと時だった!!
【現在の状況】 24年物となり、再び不動に・・・!???
2024年10月
暑い夏が終わり?(まだまだ暑いが・・・)
2か月ぶりに、乗ろうと思い、エンジンを掛けようとしたが、掛からない!!勿論、キックでもダメ!!
仕方なく、分解して、エアクリがボロボロだったので、自作で、切ってハメてみたが、まだ、だめで、原因不明状態。
点火プラグは、ちゃんと放電している。
やはり、キャブの清掃が必要か・・・?ちなみに、インマニは、問題無さそうに見える。
実際、キャブは清掃したが、殆ど汚れは無く、
インマニも外して洗ってみたが、亀裂は全くなく、綺麗なものだった。
今年の夏は、今までで一番暑かったので、絶対に、熱でどこかがやられたに違いないのだが、オイル系か、ゴム系か、それとも電気系なのか?????
答えと続きは、下に!!
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2023年梅雨 8921km
1年で、40qも走っていない!!が、ちゃんと走ってくれて、状態も悪くない!!
2022年春 8888km
最近は目が弱くなり、日中、眩しいので、ダブルレンズヘルメットをグレーのシールドと共に、 AlieExpress で、5千円弱で購入。
見た目は格好良いのだが、質・使い勝手共に、日本製に比べると劣る!! が、安いのは確か!!
メット自体4千円弱、シールド千円

シートに引っ掛けるためのフックが無いのは、残念!!お昼用として使用。
前に買ったマルシンの M520 の方が良い。夜用として使用。
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2020年夏
自賠責が9月で切れるので継続lをというメールが届いた。もう?
と思い証明書を見ると、平成27年から5年間で、平成32年=令和2年までなので確かに。
次を何年にするか迷ったが、原付は必要だから、今のがダメになっても、買い替えて乗るので、
5年で継続することに。1万7千円台から、1万4千円台に下がって、かなり安くなっている!!
2回目のエンジン不動は、オートチョークが原因かと思ったが、エアクリも!?
湿式のエアクリなのに、オイルを浸み込ませずに付けたので、燃調が薄くなり、エンジンが掛からなかったようで、
それでも、2重で、スポンジを入れて何度かキックしている内に、掛かるようにはなった!!
(多分、キックしている内に、多少、ガソリンがエアクリに噴射されて、燃調が少しだけ濃くなったお陰だろうと。
実際、エアクリは、少し湿っていて、エンジン側からエアクリに繋がっているホースは、そのための物だろうと・・・。)
しかし、それでも、オートチョークの配線を繋ぐと、数分で、エンジンが落ちてしまい、暫く、掛からなくなる!!
(チョークが引かれて=針が出て、燃調が薄くなるせいだと思う。)
そこで、エアクリに、2スト用のエンジンオイルを、20ml 程垂らして、戻した所、かなり燃調が濃くなったのか、
アクセルを少し開けると掛かるようになった。(逆に言えば、開けないと掛からない!!)
これは、逆に濃くなり過ぎて、掛からなくなったということのはず!!??
(実際、翌日、エアクリの下に、オイルが漏れていて、床がオイルまみれになってしまっていたので。
明らかにエアクリにオイルを掛け過ぎたのだ!!
アクセルの調整ネジを少し締めて、エンジンはキック1発で掛かるようにはした!!)
これなら、逆に、オートチョークの配線を繋いでやれば前のように普通に掛かるはず!!
と思ったのだが、やはりダメで、原因不明だが、配線のコネクタを外しておけば、掛かって、動くので、
このままにすることにした!!
しかし、これだとチョークの針が引っ込んだまま=燃調が濃いままなので、プラグ被りが起き、
途中で、エンジンが止まってしまうのではないかと思うし、実際、一度、近所を少し走り、
途中、停車して、エンジンを切った途端、次に掛からなくなり、押して戻ったことがある。
(しかし、これは、エアクリにオイルを掛ける前の話で、今は、普通に、問題なく動いている!!)
それと、前は、エンジンを掛けた後、暫く待たないと、アクセルが効かなかったのだが、今は、直ぐに、アクセルが効く!!
(まるで、燃調が濃い目で、オートチョーク殺しをやった後のような状況!?)
考えられるのは、現状が、実は、バランスが取れていて、
まだキャブ周りのどこかの穴が塞がっていて、その影響で、
燃調が実は薄目で、チョークが戻された状態=針が出ていない状態のままでないと、ダメで、
これで、針が出るとバランスが崩れて、燃調が薄くなり過ぎて、エンストするのだと・・・!?
従って、今の状態が、実はベストではなくともベターなのだと・・・!?
【以下は、上の前の状況】
エアクリ、点火プラグ、キャブ、インマニの順で調べ、交換、清掃したが、問題無しということは原因ではない!!
この時点で、打つ手が無くなったと思ったのだが、始動に
オートチョークが影響するというのを思い出し、一度、外して、軽く当ててキックして所、やっと掛かった!!が直ぐに落ちた。
手で持ちながら、試した所、少し抜いた状態で、キックすると掛かり、差し込むと落ちる!!これはきっと暑さで膨張体が壊れて、そのせいだと思ったのだが、
普通、チョークが壊れると縮んだ状態(ON状態)で壊れ、それだと、ガスは濃い筈なのに、更に抜かないと掛からないというのは、ガスが薄すぎるということ
になる!????
抜いてみたが、壊れているのかどうかが分らない!!しかし、先端は少し出過ぎているような気はする・・・。一度、ニードルのバネを抜いてみたが、やはり、
少し浮かせないと掛からない!!(多少、掛かり易くなった気はしたが・・・。)
一応、交換用の新品を注文したが、届くまでに、本体を分解して、色々と調べている内に、
プラの本体を回して差し込むときに、最後まで回すと、針が出過ぎるので、
これを途中までにすれば、出方の量が調節出来るので、上手く行くのでは・・・・!?
と思っているが、もう夜なので、また明日に!
しかし、ネットで調べても、このことに触れている物が無いのは何故だろうか?
これと逆の
「オートチョーク殺し」は皆さん、良くやっているようで、私もトライ
クの方でやったのだが、
一番簡単なのは、本体を分解して、中のバネ(ニードルの方では無K)を逆に入れる方法だということを、今回、分解してみて初めて認識した!!
1円玉を3、4枚使うというのもあるが、これならタダで済む!!
(勿論、コネクタは外しておくこと!!)
ヘッドライトのLED 化はやってみたが、使い物にならないので元へ戻した。
下のライトを買って交換してみたが、上向き下向きの切り替えができない上に、暗いので、結局、元のオリジナルのハロゲンライトへ戻した。
AliExpress で、JOG のヘッドライト P15D-25-3 の
LED ライトが千円弱で売っていたので、
試しに買ってみた。私が買った時はセール中で、834円
(無料配送)だった。

消費電力が、 0.76 W
というのは、非常に魅力的なのだが、
ハイ/ローの切り替えができるかと思ったが、実際に付けてみると、ダメで、ハイのまま。
これだと、夜は対向車が眩しくて使えない・・・。
ちなみに、ヘッドライトの交換は、以前にも、ここに述べたが、
今回は、割と簡単に出来たので、追記しておく。
ハンドル部の、首の下にある3つのネジの両側2つを外す。更に、グリップ近くの、左右のネジも。
この時点で、ライト部のカバーを少し上に持ち上げて、隙間を前にコジれば、割と簡単に、爪の引っ掛かりが外れた。
(一度、外したので、爪が甘くなったのか、割れて壊れてしまったのかも知れないが・・・。)
プーリーケースのオープン・整備
2018年9月
特に、不都合はないが、今まで一度も、プーリーケースを開けたことが無く、ギアオイルの交換もしたことがないので、
一度、開けてみたいと思っていた。一番の問題はボルトの固着で、困ったことに、殆ど全てがプラスネジ!!
六角の方が外しやすいのだが、プラスだと、下手にやると、ネジ穴が舐めてしまう!!
そこで、全て、インパクトドライバーを使って緩めた。
@ キックベダルを外す。これは 10mm の六角 or プラス(どちらでも可)
A クランクカバー(プラスチック)を外す。プラスネジ2個
B クランクケース(金属)を外す。エアクリの固定ボルトも同時に。全部で10個くらいで、全てプラス。
横のど真ん中のが一番長く、次が上の両端で、他は同じ。但し、アース線の付いているネジだけは、種類が違う。
実際、開けてみると、想像してたよりは、遥かに綺麗で、さすがヤマハ!!
プーリーとクラッチも何とか外し、そこそこ、綺麗にして、戻した。
その前に、ミッションオイルも交換しておいた。ヤマハギアオイル100mL.。
オイル自体は、それほど、汚れていなかった。
ちなみに、クランクカバーの内側のスポンジも洗っておいた。




また、
KITACO のブレーキシューを1年以上前に買ってあって、置いておいても仕方ないので、交換することに。
マフラーを外し、後輪のハブナットを外すだけ。


オリジナルの方はツルツルテン!!削ればまだまだ使えそうだが・・・。
新しい方の角を面取りして、ホイールの方はパーツクリーナーで、綺麗にして装着。


ちなみに、エンジン側はかなり汚らしく、ボロボロに見えたので、ヤスリやブラシで、擦ってみたが、
余り綺麗にならないので、汚れを落とす程度でやめた。
交換後は後輪のブレーキレバーのタッチが、固くなった。
2018年春
もう、手を加えないつもりではいたが、最近、バイクボックスが野暮ったく見えて仕方がない!!(一番下にある写真)
シルバーで、色は車体とマッチしてるのだが、塗装も少し剥げて、形もある意味、合ってはいるのだが・・・!?
一度、変えてみることに。そこで、モノタロウで売っている一番安い奴(2千円程)を買ってみた。
ついでに、ヘルメットもマルシンの
M510 マットブラックから、M520 シルバー(4,633円税込)に買い替えることに。


変えた印象は、ボックスの方は、黒で、形がシャープになったので、全体の印象も少し、シャープに。
しかし、物としては、前のより、貧弱!!値段が値段なので仕方ない。



ヘルメットは、ジオン兵から、ウルトラマンの隊員になった感じ!???
前から見てる分には、おかしくは無いのだが、後ろが浅くて、サイドビューやバックビューは変かも!?
まあ、でも、7千円程で、安全性が上がり、印象も変化出来たのだから、安い買い物かなと!?
ちなみに、ボックスは、振動で蓋がガタガタ鳴るので、
上の溝の両サイドに、シール付きのスポンジを、3cmm程の長さで細く切り取り、
付けた所、全く鳴らなくなったので、必ずやった方が良い!!
・謎の 『ピヨピヨ音』 の原因と解消
先日、久しぶりに、遠出をすると、途中、変な音がする。初め、ある程度、スピードを上げたときだけだと思ったら、
その後は、少しでも走ると聞こえる。しかし、夜に、近場を走ると、聞こえない!???
3月なので、気温の関係かとも思いながら、原因が分からない。そもそも、どこから聞こえるのかも、良く分らない。
(ヘルメットを付けていて、しかもある程度スピードを上げないと出ないので。しかし、どうも前の方らしい。)
色々とチェックしてると、何と、前輪の根元の速度計のケーブルの付け根が緩んでいた!!

手で回せてしまった!!
一応、グリススプレーを吹き付けて、
プライヤーで、しっかりと締め付けた。
これで直ったはずなのに、
翌日、再び、ピヨピヨ音が・・・。
しかし、その後、全く音がしなくなり、直ってしまった!?
(きっとグリスが回って、音がしなくなったのかも・・・!?)
送料をタダにするために、ジョグ用の高品質マフラーをついでに買って
しまった。

バイクパーツセンター(Yahoo!店)で、3,980円(税込)
排気口が、2重構造で、見た目は確かに、高品質そう!!
実際取り付けて、少し、静かになったような気はするが、
ガスケットを変えるだけでも同じだったかも・・・!?
ただ、オリジナルは、かなり錆びてボロボロだったのを補修して、
何とかまだ使えるという状態だったので、
15年以上も走ったご褒美に、買い替えてあげた(???)
という所。
このページを作ってから、7年経とうとしてる。当時、自分で修理して希望を込めて、5年の自賠責を掛けたが、
一昨年、期限が来て、お店で頼むのも面倒なので、ネットで加入し、更に5年契約した。
目標は1万キロ超えだが、まだ、7800なので、後、6年ぐらいは掛かりそう!??
さすがに、再び、ガタが出始めたので、修理を。 前輪の空気漏れが
きっかけだが、
始動性の悪さの原因と改善、
なめたブレーキボルトの交換
後輪バルブの亀裂、マフラーの錆、今更の CDI 交換、そして前タイヤ交換、後ろブレーキの鳴きの改善、
更に、後タイヤの交換。つい
でにリミッターの解除も。
これだけやると、かなり快調になって、特に、タイヤを前・後ろの順で、両方変えた時点で、非常に走りやすくなった。
ちなみに前は一番安い KINGS TIRE
に、後ろは、良くして、DUNLOP に!!
ついでに、リムとマフラーも簡単に塗装し直して、見た目も、かなりマシになった。
(ちなみに駆動系は一切、触ってないので、日本製(台湾製)はやはり、優秀だと痛感させられる。)
・始動性の悪さの原因と改善方法?
2回目のエンジン不動でも述べたように、
恐らく、オートチョークのプラ本体のネジ込みを最後まで入れずに、途中で留めることにより調整できる筈!!
それとは別に、JOG
のニードルには3つの溝があり、真ん中になっているが、ニードルを短くすれば、ガスが濃くなり、始動性が上がり、長くすれば、塞がりが良くなり、始動後の
チョークOFF状態が良くなる・・・!?
前の修理の時(6年前)から、そうだったのだが、暫く乗っ
てないと、始動性が悪くなる。
エンジンは掛かるのだが、アクセルを開けようとすると、エンストしてしまう。
アイドリング状態で数分おいておくか、アクセルを少しだけ開けたり戻したりしながら、してるうちに、
安定して、普通に始動できるようになる。その後も、2,3日ぐらいなら、普通に始動するという現象だ。
ネットで調べると、似たような症状についての質問はあるのだが、解決策がどれも当たっていないようで、
エアクリの問題か、オートチョーク殺しを試してみるしかないかなと思っているが、まだ試していない。
(チョーク殺しは、エンジン始動後に回転が高い場合に、やるべきで、始動は逆に悪くなるはず・・・!?)
ちなみに、昔、タンクの負圧ホースを綺麗にした所、治ったと思っていたのだが、
間違いで、そもそも、負圧ホースだと思っていたのは、単に、ガソリンを入れる時に、これぼれた分を、
垂れ流すためのホースだった。
・なめたブレーキボルトの交換
実は前輪のタイヤを交換したとき、ブレーキディスクを外したのだが、ボルトを1個軽くなめてしまった。

一応、取り外し取り付けは何とかできるレベルだったので、
そのまま戻したが、気持ち悪い。
そこで、モノタロウで調べて、購入。「ヤマハのタイプ2」を4つ購
入。(1つで良いのだが、交換と予備用に。)


オリジナルは、黒っぽいやつで、買ったのはステンレスなので、多少、グレードアップ感が・・・!!
ちなみに、ヘキサゴンは 6mmで、反対側
は、14mm の六角ナット。
ヘキサゴンの方を固定して、裏の14oの方をレンチで回せば、なめにくい。
ボルトは再使用不可となっているが、まあ、2,3回は大丈夫そう!?
(ネジロック剤を使うので、多少、ネジ溝が痛むのではないかと・・・!??)
・後輪のバルブ交換とマフラーの錆取りと塗装
今日、乗ろうとしたとき、後輪の空気入れのバルブが、少し、飛び出した感じで、触れたとき、一瞬、空気が漏れた。
これは、バルブの根元に亀裂が入って、空気が漏れてるに違いない!!
しかし、触らなければ、大丈夫そうなので、一旦、空気を入れて、目的地まで往復し、戻ってから直すことに。
幸い、以前、リバトラ用に買ってあったバルブが1個余っていたので、それを使うことに。
マフラーを外し、タイヤを外そうとしてたが、22mm
の六角レンチが無く、仕方なく、ホームセンターへ行って、買ってきた。
ちなみに、マフラーは錆びだけで、触るとボロボロと錆が落ちる酷い状態。
リバトラで鍛えたお陰で、バルブの交換程度では、全くビビらなくなったが、色々と時間は掛かってしまう。
外したタイヤを、食器用洗剤を使って、洗い、部屋に持ち込んで、例の腹筋台を使って、
タイヤのビートを落とし、バルブはハサミで切って、何とか取り除いた。
何故か、外すのも、ハメるのも、スムーズに行かず、悪戦苦闘したが、上手くいった。


このまま元へ戻せば良いのだろうが、リムが、錆びと傷でボロボロなのと、
マフラーの錆が気になって。
かといって、完全に綺麗にする時間も体力も無いので、
まず、マフラーは、金ブラシで、擦って、削れるだけ削って、気休めに、軽くサンドペーパーを掛けてから、
前の修理で残っていた耐熱ペイントを使って、塗装。

ちなみに、錆びたマフラーは、買い換えた方が良い!!
リムの方も、サンドペーパーで軽く擦ってみたが、全てを綺麗にするのは大変そうなので、
シルバーのスプレーを吹いてみた。割と綺麗にはなるが、マスキングしてから、やれば、
もっと良くなるのだが、これも面倒なので、新聞を適当に当てながら、スプレーしていたら、
タイヤにも、少し掛かってしまって、銀色に。
(まあこうなることは良く分っていたのだが、あまりにも暑過ぎて、時間を掛けられなかった。)
完全にレストアしたければ、タイヤを外してからリムの錆を全て取り、塗装すれば良いのだが、
それは、タイヤを変えるときに。


一応、汚れたネ
ジは、パーツクリーナーで、綺麗にして、また組み戻した。
ちなみに、最後のマフラーのエンジン下のネジを止めるのが、難しくて、
最初、横になって、やってみたが、それでも、見えないので、どうしても、左側のが、ハマらなくて、
どうしたものかと悩んだが、スクーターの位置を変えて、壁にもたせ掛けて、斜めにしてやっと上手くハメることができた。
(前の時も、そうだったような気がする。)
後輪タイヤ交換
前輪タイヤを交換した後で、後輪も変えた方が良いだろうと思い、
ダンロップのランスクート
D307 (90/90-10, 50J) 2,473円(税込)

をモノタロウで、10%OFF のときに買っておいたのだが、なかなか交換する気になれず、
ズルズルと3か月ほど、放ってあった。時間もできたので、やっと重い腰を上げて、交換したが、
3回目なので、取り外し、取り付けまでは、かなりスムーズに。ついでに錆びたリムの塗装も。


所が、ビートがどうしても上が
らない!!
タイヤがリムの一番深い所に入ってしまい、どうやっても空気が漏れる。
高圧のエアコンプレッサーがあれば良いのだろうが、あるのは、足踏み式と車載用の電
動式のみ。
タイヤを潰したり、周りをベルトで締めたりと3,4時間格闘したが、ダメ。
タイヤレバーで、ビート部を、リムの端の溝へ入れようと何度かトライしたが、
なかなか上手く行かず、どうしても、一部が入ってくれない。
ガソリンスタンドへ持って行って、コンプレッサーを借りて入れようかと思ったが、
もう一度だけと思い、ダメもとで、足踏み式を手で押しながら、タイヤの周りを押え込みつつやっていると、
何故か『バンッ』という音が!!????
何と空気が入っているではないか???
我が目を疑いつつも、更に空気を入れていくと、
ちゃんと空気圧が上がって行き、2度目の『バンッ』が・・・!!
そこから、更に200kPa 近くまで入れ、完成!!


ビートには、食器用洗剤の原液を筆で塗ってあったが、
ビートをリムの端の溝へ入れようとして、タイヤレバーで、やっているうちに、広がって滑りが良くなったか。
兎に角、上手く行って、実際に走ってみると、やはり、安定感が違う!!
前のタイヤは、10年以上は経っていたが、まだ走れない状態では無かったのだが、
それでも、硬化はしてたはずで、溝はあっても、結構、表面がツルツルになってるので、滑っていたのだろう。
これで前後とも新しいタイヤになり、また、使いやすくなったが、
一体後、何年乗れるのだろう・・・。
タイヤ交換で一番、参考になったのは
・レーシング CDI への交換
CDI = Capacitor Discharged Ignition コンデンサ放電式点火装置(直訳)
電子制御式点火装置の一つ。
一度、試してみたいと思いつつも、必要が無いので、やらなったのだが、実験ということで。

Amazon で、5,594
円
説明に、点火プラグの熱価を1つ上げるとあったので、
BPR8SH (NGK) 294円とセットで購入。
ただ CDI の説明を見ると、
あまり高速で使わないなら、元のプラグのままでOK
となっていたので、交換は、しない予定。
さて、16年間で、初めて、フロントカバーを外してみたが、砂埃まみれ!!
カバーの外し方は、ジョグの中でも一番簡単で、(多分)
前の3つのネジをプラスドライバーで外し、反対側の上2つの特殊ネジを外し、
カバーの左右それぞれの真ん中辺りに爪の引っ掛かりがあるので、
マイナスドライバーを差し込んで、適当に外してやれば、簡単に外せる。
、


写真では分り難いが、左が、掃除前で、右が掃除後。

あまりに砂埃が酷いので、カプラーも外して、綺麗に。
オリジナルの CDI を外し、新しいのを、ゴムカバーに入れて、カプラーを差し、
元の位置へ取り付けたが、グラグラするので、付属のタイラップで更に固定。

一応、エンジンがちゃんと掛かるかを
確認して、カバーを戻す。
が、その前に、カバーのホーン用の穴を塞ぎたいのだが、
(そこから、砂やら、雨やら入って来てしまうのを何とかしたいので)
何か適当なものが無いか、探した所、
丁度、この前、ダイソーで買った『スポンジヤスリ 3枚入り』が良さそうだったので、
それを裏からあてがい、適当に切って、テープで落ちないように固定した。


まあ、気休めだが、無いよりはましだろうと・・・。
ちなみにオリジナルの CDI にはちゃんとヤマハのマークが刻まれている。
さすが一流メーカーは違うなあと思ってしまった。

さて、実際に走ってみた結果は、問題なく、リミッターはカットされていて、普通に、
スピードが伸びるので、以前より、ストレスは少ない!!
しかし、それ以前に、どうも、ブレーキを掛けたときや、曲がるときの前輪の感覚がおかしい!??
空気は抜けていないのだが、良く見ると、細かい亀裂が無数にあり、
16年間、一度も交換していないので、とっくに寿命で、さすがに交換しないと。
ということで、次は、前輪の交換を。
・前輪のタイヤ交換とホイールの塗装
2回目だが、原付は初めてで、こっちの方が大変だったかも!?
まず前輪を外し、汚れをパーツクリーナーで落としつつ、ブレーキとディスクも何とか外した。
ホイールをタイヤ付きのまま、食器用洗剤で洗ったが、錆びだらけなので、
各種やすりを駆使して、ある程度、落として、タイヤを外した時点で、シルバースプレーで塗装。


タイヤを外すのは、割とスムーズに。今回はリムプロテクターも買ったので、前よりは、やり易かった。
問題は、新タイヤをはめ込む方で、こっちはかなり大変!!
まず、古タイヤの上に、ホイールを乗せ、その上から新タイヤをはめ込んでいく。
(リバトラの時は、つるんと片側は簡単に入ったが、こっちはタイヤレバーを使わないと無理。)
反対側を入れるのが兎に角大変で、次の時点で、一度、断念!??


どう見ても、無理!!としか思えないのだが、動画などを見ると、エライ簡単にハメている。
どれも、プロテクターを使ってないので、私も外して、
少しずつやるしかないと開き直ったら、何とかハマった!!!


後は空気を入れて、ビートを出せば良いだけなので、楽勝だと思っていたら、どうしても空気が入らない!!
(今までは、簡単にビートが出せたので、困った。どうしたものか?)
ネットで色々、調べて、電動空気入れを使ってみるしかないと思い、
12Vバッテリーと、車載用コンプレッサーを使って、空気を入れつつ、
漏れてそうな所を下にして、足で、ホイールを踏みつけて、タイヤを押し付けるようにしていたら、
2カ所目で、いきなり『バンッ!!』とビート音が!!


後は、足踏み空気入れで、150kPa まで入れて完成!!
ちなみに新タイヤは、モノタロウで、一番安いものを購入。

KINGS TIRE 90/90-10, 50L 1,609円(税込)
オリジナルは IRC ので、 40J だったので、それより性能は上!!
荷重指数(LI) 40 は 140kg, 50 は 190kg, 速度記号 J は 100km/h, L は 120km/h
何れ、後輪も変える予定だが、こちらは、
ダンロップのランクート 90/90-10, 50J, 2,290円(これの10%OFF+税でモノタロウで購入)
・後ろブレーキの鳴きの改善
実はタイヤの前に、後ろブレーキが最近、やたら鳴くので、新しいものを注文したのだが、
実際にブレーキシューを見てみると、まだまだ、厚みがあり、使えそ
う!!??
そこで、外して、綺麗にするだけでどうなるかを試してみたら、全く鳴かなくなった!!
(せっかく新しいのを買ったのにと思いつつも、交換するまで乗らないと・・・、だが、それまでもつのか・・・!?)
ちなみに、交換用のは、
KITACO の品番 770-0019020、モノタロウで 1,079円(税込)
【不動修理の前に 必要な物】
必要な工具等は色々な HP に載っているが、一応、書いておく。
工具セット一式(ホームセンターで売ってる、2,3千円のもので、
2番のプラスドライバー、六角レンチ、ソケットレンチ、それとラ
ジオペンチとハンマーが入っているもの。)
ただ、次が入ってない場合があるので、
3番のプラスドライバーで、恐らく、インパクトドライバーも必要。ネジ山の滑り止め液も。
潤滑・さび取り・さび止めの KURE CRC
5-56 も必須。軍手、雑巾は複数枚。
一先ず、これくらいで。後は修理箇所に応じて。
【不動修理の手順】
@ まず吸気をチェック。
エアクリーナーボックスの後ろにある吸気口にタオルか
雑巾を軽くかませて、左はブレーキを握り、右は軽くアクセルを回し、キック!!
これで掛かれば、エ
アクリーナーエレメントを交換すべき。 (ちなみに洗うとボロボロになった!!)
A 次に排気をチェック。
キックしてみてマフラーから排気が出てなければ、マフラーを外してみて、キック。
掛かれば、マフラーが詰まっているから、洗浄剤で洗う。(掛からなくても、洗った方が良いが、それはエンジンが掛かってからに。)
外し方・洗浄・塗装までなら
【みんカラ】マフラー洗浄 1/2
次も参考に、但し、針金でホジって掃除するというのはかなり酷い場合を除いて無意味です。
ス
ピードが出ない-排気系
ちなみに、これの元の 原付バイクのトラブルシューティング はかなり詳しく色んなことが書いてあるので必読だが、
読み込みが遅いのと、必要なことを探すのに探し悪いのが難点。
B 燃料ポンプの動作確認 (サイドカバーを外す必要あり)
燃料がちゃんとタンクからキャブへ送られているか確認するため、タンク左横の燃料フィルター左側についている2本のホースのうち、燃料ホース(コイルが巻
いてある方)をマイナスドライバーなどでよじって外し、1回キックしてみる。それで、ガソリンが出てくれば、ちゃんと負圧により、ガソリンが、キャブへ送
られていることになる。駄目なら、弁がくっついてしまっているか、負圧が起きてないことになる。対処については、上のリンクを。またカバーを外すのは適当
にやっても割りと簡単にできる。
C ガソリンの交換 (ガソリン携帯缶を買った方が良い)
ガソリン携帯缶(5L)に手動ポンプで移し、それを自転車で近くのガソリンスタンドまでもって行くと、捨ててくれるので、新しいガソリンを買ってそのまま
タンクに注入。(本当は完全に空にして、中をキッチンペーパーなどで綺麗にしてから入れた方が良いらしい。)
D 点火プラグ清掃 or 交換 (サイドカバーとシート下、足置きカバーを外す必要あり)
プラグの外し方は説明書には載ってないが、まずサイドカバーとシート下、足置きのカバーを外せば、丁度、メットインボックスの下のど真ん中にプラグコード
が見える。それ
を
引っ張って外せば、プラグが出る。ソケットレンチ (21mm?)
で緩め、手で回し外す。コードにつないで、車体の金属部に先端をつけたまま、キックして、火花が出れば、
大丈夫。(それでも、汚れてはいるから、やすりで擦り取るか、私はキャブクリーナーを掛けてみたが、少しは綺麗になった。)
プラグ BPR7HS 472円(税込) ちなみに新しいのは尻尾に
ネ
ジが付いていて、それを取らないと、コードがはまらない。
点火
プラグ交換
E キャブレターの清掃
(上の状態でさらにシート・メットインボックスを外す必要あり)
まず、問題になるのはエアクリーナーボックスの固定ネジを
外せるかどうか?私はプラス3番のドライバーを使うべき所を、2番を使ってしまい、ネジ山が潰れ
て、そのままでは外せなくjなってしまった。そこで、インパクトドライバーを買い、ハンマーで叩いた所、上の固定ネジは外せた。(下のは駄目で、それで
も、上さえ外せれば、エアクリをずらすことでキャブは外せる。)
次に、メットインボックスを外す。
これで上からキャブを外すことができる。先にデジカメで写真を撮っておくことをお勧めする。繋がっているホース;負圧・
燃料・オイルの3つを外し、マニホールドとの接合部分のバ
ンドのネジを緩めて、抜けば、キャブは外れるはず。さらにアクセル調整弁をネジを外して取れば、
完全に取り出せる。
後は、本体のネジを外して、中を開けて、キャブクリーナーで、洗浄すれば良い。私はパイナップルの空き缶を使って、ベランダで作業したが、何とか出来た。
(ちなみにガソリンを抜くためのドレンはやはりネジ山が潰れて、使い物にならなかった。全く、ヤマハのネジはどうなってるんだ!??)
キャブクリーナーは近くで売っていたスプレー式のを買い、ベランダで、パイナップルの空き缶に入れてやってみたが、中々難しかった。
原付バイクのトラブルシューティング:ヤマハ系車種のキャブレター洗浄
エボっぽいリモコンJOG
この時点で、原因が分かれば、必要な部品をヤマハのHPで調べて、部品番号をメモして、近くの販売店へ行って注文。
(部品番号を調べるときに、車体の選択を間違えないように!!特にジョグは沢山種類があるので、似ていても、微妙に、部品が違ったりする。)
私はエアクリーナーエレメントとマニホールド、念のため、エアクリボックスのジョイント(キャブとの)と、更に、ネジをいくつか注文して購入した。
部品代の他に取り寄せ代 300円が
掛かった。
今はわざわざショップへ行かなくても、ネットで何でも手に入るので、便利になったものだ!!
F インテーク・マニホールド交換
これは簡単そうに見えて、少し大変だった。亀裂の入ったマニホールドを交換する。当然、上と同じ状態から、エアクリをキャブから外し、反対のマニホールド
の締め付け金具をプラス2番で緩め、キャブを引っこ抜く。これで、マニホールドに手が出せるのだが、止めてあるネジを外すのに六角レンチ5番が要る。このネジがやたら固い!!兎に角、思いっ切り回すしかな
い!!外せれば、後は交換するだけ。
左の写真は、インマニとジョイントを交換して、組み直したもので、上の3枚目と比べてみれば、違いが分かるだろう!?
その他: ヘッドライト交換
ヘッドライトの交換は、JOG
ヘッドライト交換 に載ってる通り。ただ爪は写真の通り、右のアクセル側から外した方が取りやすいみたい。
他のHPで、ランプ下
のネジを外せば、簡単に外せるというのがあったが、大嘘で、中で、
爪が完全に引っ掛かって、それを取るのは、全体を外してからでも無理だった。(多分、無理すると、バキッと折れると思う!?)
原付改造の改
造方法 も修理には参考
に。
【失敗談】
@ 実際の作業では、最初にエアクリーナエレメントの洗浄をやったのだが、真ん中に穴が空いてしまい、買って無駄になっても馬鹿らしいので、そのまま、戻
した。恐らくこれが不幸の始まりで、ここで、新しいのを買ってきていれば、エンジンが掛かったかも知れない。
実際、ガソリンはそんなに酷い臭いもしなかったし、キャブも綺麗なままで、詰まってるようには見えなかった。
教
訓: エアクリ・エレメントは、洗うぐらいなら、買うべし!!
A エアクリ・エレメントを注文するのに、違う年度の車体で調べてしまい、部品番号を間違えて注文。4つ穴のが欲しかったのに、3つ穴のが来てしまい、無
駄に!!店側も気付けよ!!と思いながらも、再注文。
教
訓: 年式は正確に調べよ!!
B エキゾースト(マフラー)を取り付け直すとき、パイプ接合部のネ
ジを締め付けるのに、いくら回しても、抵抗が無いので、ひたすら回し
ていたら、何とネ
ジが
ブチ切れてしまった!!しかも、ネジ穴ギリギリで!!僅かに 0.2,3
ミリ程はみ出している状態!!大ショック!!これを取らないと、マフラーが不味いことに!!
まず、切れたネジを瞬間接着剤でくっ付けて外そうと試みるが、駄目!!僅かにはみ出てる部分をラジオペンチで挟んで回そうとするが、中々挟めない。地面
に這いつくばって、四苦八苦しながらも、少しずつ少しずつ回そうとするするうちに、何故かしっかりと挟めるようになってきた。やったと思いつつ、ペンチを
横にして挟んで、回して行く内に、確実にネジが出て来てついに手で回せるほどに。結局、新しいネジを注文して、付け直せた。今度は手で回して、回せなく
なった所で、慎重に数回、レンチで締め付けた。
教
訓: ネジの締め過ぎに注意!!特にマフラーのパイプ接合部は!!
【修理前の状態】
2000年に新車で購入し、3年くらいは通勤や買い物などで頻繁に使っていたが、
引越しをしてからは余り乗らなくなり、それに比例するかのように、調子が悪くなっていった。
まずエンジンが一発では掛からなくなり、掛かっても、停車中に止まりそうになるので、アクセルをチョコチョコふかす羽目に。
(途中、1ヶ月ぐらい毎日15分程乗ることがあり、その間は、前と変わらず、快適に動くようになったが。)
その後、結局、殆ど乗ることがなく、バッテリーも段々、効かなくなり、ついにはセルでエンジンを掛けることも難しくなり、
たまに乗るときにはキックで掛けることに。それが3年以上前(買って7年目)の状態。
3年前に1年間留学することになり、その間はマンションの自転車置き場にカバーを掛けて放置。
帰国後、何度かエンジンを掛けようとしてみたが、全く掛からず、去年、バッテリーを変えてセルで掛けてみれば掛かるかと思い、
やってみたが、空回りするだけで、あっという間に、バッテリーが空になり、前と同じ状態に。
1年たった今も当然、同じ状態にある。
つまり、セルはおろか、ランプも付かない状態で、キックしても、エンジンは全く掛からない!!
ガソリンは、3年半前に入れたきりで、5L残っていた。
【実際の修理日記】
多分、ここは読んでもあまり、役には立たないだろうが、自己満足と記録のために、書いていきたいと思う。
マンション住まいのため、自転車置き場での作業は、他の人の目もあり、中々、思うように出来ないのだが、日を分けてコツコツとやることに。
まず、絶対、キャブレータ(=キャ
ブ)に問題があるに違いないと思い、何とか取り出そうと。
その前に、エアクリーナーエレ
メントの掃除を、取説に載ってるので、一応、やってみることに。
しかし、灯油などないので、お風呂の洗剤(中性)を直接掛けて、その後、水洗いし、ギュッと握り締めて、水分を抜いた。
所が、広げてみると、何と、ど真ん中に10円大の穴が!!
仕方ないので、そのまま、新聞の上に乗せて、2stオイルを振りかけて、そのまま元へ戻した。
キャブを取り出すには、エアク
リーナーボックスを外さなければ無理そうなので、外そうと思い、家にある、8本セットの組み込み式のドライバーの適当に合いそうなので、回
した所、空回りして、ネジ山が
馬鹿になってしまった。実際には、3番のプ
ラスでやるべき所を、2番でやってしまっていた。ネットで調べると、インパクトドライバーとネジの滑り止めを
使えば良いということで、後日、近くのロジャースで購入。しかし、3番のプラスビットがなく、それはダイソーで、3本セット105円で購入。ハンマーでひ
たすら叩いてみたが、2箇所あるうちの、下は完全にネジ山が潰れてしまい、どうしても無理だった。しかし、上の方は何とか回ってくれて、こちらだけは外せ
た。これだけでも、エアクリボックスは外れたので、非常にラッキーだったと思う。この時点で、ジャパンという店から、スプレー式のキャブクリーナーを購
入。同時に、KURE CRC 5-56 も。
(もしこのネジが逆だったら、エアクリは外せない。外せなければ、ここで諦めて、廃車にするつもりだった!!)
ネットで調べると、横のカバーさえ外せば、キャブは取り出せるよ
うに書いてあったので、サイドとシート下と足置きのカバーを外して
みた。
これはネジを取って、適当に引っ張ると、爪で引っかかってる所も、簡単に外れたので、容易に出来た。しかし、それでも、キャブは外れそうにないので、再
び、ネットで検索して、色々、調べると、シートボックスも外して上からやらないとどう
も無理らしい。
仕方なく、シートボックスも外すことに。これは、給油口周りのネジを全て外し、荷台とシートを外して(シートは、軸の棒を抜くだけで外せる)、
ボックスの後ろを持ち上げるようにして、引き上げれば、外れる。
これでやっとキャブが外せる。実際、上から見ると、マニホールドというキャブとエ
ンジンを繋ぐゴム栓に締め付けの金具があり、これを緩めて、キャブを引っこ抜くと取れる。さらに、キャブからアクセル調整弁をネジを外して取れば、完全に
取り出せる。
勿論、オイルホースと燃料ホース、負圧ホースも外す。オイルホースは先に留め金がついているので、ラジオペンチで挟んで抜けた。燃料ホースは針金がグルグ
ル
と巻いてある。マイナスドライバでグリグリやれば抜ける。
(ちなみに燃料ホースを外すとガソリンがドボドボ出てくると心配するかもしれないが、それは無い!しかし、多少、ホースの中のガソリンはこぼれる。負圧
ホースの空気を注射器か何かで吸えば、ドボドボ出るらしい。)
ここで、マニホールドに亀裂を発見!!(こ
のときはまだこれを軽く考えていた。ボンドで修復しても行けるだろうと!?)
これでやっとキャブの洗浄が出来る。下請けに適当な入れ物が無かったので、取り敢えず、パイナップルの空き缶を使うことに。ベランダで、キャブを分解し、
空き缶の上に引っ掛けて乗せ、クリーナーを吹き付ける。しかし、中身の見た目は綺麗で、とても詰まってるようには見えなかった。
このとき、注意としては、
先に外側の油汚れをクリーナーで全て落とすこと。
次にフロート弁(肌色のプラスチック)を外すとき、下に弾丸のよ
うなバネがあるのでなくさないようにと、
戻すときに向きを間違えないように。
最後に、キャブクリーナーを吹きかけた後で、フチにあるゴム部を
他へ付けないように。
私は、缶の端に付けてしまい、一瞬、くっついて、ゴムが伸びてしまった。何とか元に戻そうと、フチへ押さえてみたが、どうしても伸びた分が浮いてしまう。
不味いなと思いつつも、他の部分を洗浄しているうちに、いつの間にか、元に戻ったが・・・!?
これで逆に組み直し、キャブを取り付け、ついでにボンドで、マニホールドの亀裂も埋めて、この状態で、エンジンが掛かるか試してみたが、まだ駄目!!
点火プラグのせいかも知れないと思い、仕方なく、これだけ、ヤマハのショップへ買いに行き、交換してみるが、それでも駄目!!悲しい!!
ちなみに、プラグを外して、コードに付けて、先端を車体の金属部に付けて、キックしたらちゃんと火花は出た。古い方でもやってみたが、同じく火花は出た。
兎に角、原因が分からんことには、修理の仕様が無い!!これ以上、無駄なお金も掛けたくないし。やはり廃車かという思いもよぎる。辛い!!この時点で、半
分、諦めモードで、シートを元に戻し、リヤの荷台も取り付け直した。
他に原因があるとすれば、燃料ポンプの弁が塞がってるか、排気が詰まってるのかも知れない。
ネットでは、負圧ホースに注射器を差込み引くとあるが、またシートを外すのも面倒だし、要は、燃料ホースからガソリンが出れば良いのだから、ということ
で、燃料フィルター(タンクからのホースが、そこで、燃料と負圧の2つのホースに分かれる所)の燃料ホースの方を外し、キックしてみると、そこからガソリ
ンが流れた。従って、負圧は効いていて、弁も詰まってないということだ。
後は排気か!?そこでエキゾースト(通称、マフラー)を外してみるこ
とに。
それでもやはりエンジンは掛からない。マフラーを戻し、排気口に手を当て、キックしてみたが、空気は出ている。
ということはマフラーは完全に詰まってはいない。
( Web
に針金を、排気口から入れてつまりを直すというのが載っていて、実際、やってみたが、無駄で、ハンガーの針金は太いせいか、奥まで入らないし、何も出な
かった。)
こうなると、もうガソリンが古いせいかも知れない!!しかし、そんな
に臭い臭いもしないから大丈夫だと思っているのだが、現状では、ガソリンはキャブまでは送られているはずで、プラグから火花も出るのに、爆発が起こらない
ということは、ガソリンそのものが駄目になってるということかも?そこで入れ換えることに。問題は今ある古いガソリンをどうするか?そこら辺にまく訳にも行かず、車
でもあれば、混ぜてしまうという手もあるが、その車も無い。ネットで調べると、スタンドへ持って行けば良いというのと、持っていても処分してくれないとい
うのと両方あり、良く分からない!?
もう駄目元で、手動ポンプを買い(99円)、携帯缶(5L)に全て移し、自転車で近くのスタントへ持って行くことに。すると、すんなり、引き取ってくれ
て、新しいのを5L購入!!新しいガソリンを入れてみるが、やはり、エンジンはうんともすんとも言わない!!
これで、八方塞に!! もう他の可能性も思い付かない!! 今までの苦労と時間とお金が全てパーに!!
またカバーをかけておくか、それとも、もう廃車にするしかないのか?
殆ど、諦めて、自宅に戻ったが、それでも頭は何か手が無いかを模索。もうあるはずが無いという思いとで、悶々としつつ、
ある瞬間に、『もしかして!?いや、まさか??』 と思いつつも、あ
る方法を試すことに!!
雑巾をエアクリーナーボックスの吸気口に咬ませて、キックしてみる。何度かキックすると、何とエンジンが掛かった!!?
しかし、それまでも、実は初めの1回だけ掛かるという現象が時たま起きていたので、まだ疑心暗鬼に。
それでも、何度か、キックすると、また掛かった!!これで
やっと直る見込みが出てきた!!
久しぶりに響くエンジン音!!懐かしい!!
それでもアクセルをクリクリしていないと、エンストしそうになる。当然、戻すと止まってしまう。かといって、目一杯、開けても、やはり、落ちる。
結局、空気が入り過ぎてガソリンが薄くなり、爆発が起きてなかったということになる。
近くのヤマハの販売店で、エアクリ・エレメントとマニホールド、エアクリのジョイン
ト、それに、エアクリの取り付けネジを2本注文した。
2日後に届くということで、それまでに、マフラーの洗浄を 【みんカラ】マフラー洗浄 1/2 を参考に、してみることに。
パイプユニッシュもどき(パイプクリーナー 1L 198円)2本と、KURE CRC5-56、それと耐熱ペイント(黒)を買った。
排気口をビニールテープで塞ぎ、ベランダで、エキパイ部から、クリーナーを入れ、そこもポリ袋と輪ゴムで塞ぐ。そのまま、暫く置き、1,2時間おきぐらい
に、適当にひっくり返したり、向きを変えたりして、一晩置いた。翌日、朝、近くの公園の手洗い場で、中身を捨て、ひたすら水洗い!!何度洗っても、排水は
透明にはならなかったが、適当な所で、止めて、一旦、バイクに取り付けて、エンジンを掛けて、水抜きと乾燥を。水が出なくなった所で外し、再びベランダ
で、下に新聞を敷き、耐熱ペイントで塗装。これで、もうマフラーは外す必要が無いので、完全に戻すことに。この時、上に書いたように大きな失敗を!!何と
かそれを乗り切ったが、ここで、ヘッドライトが付いてないことに気が
付く!!しかもハイもローも両方付かない!!
注文した部品が届く日に、エキパイ部の取り付けネジとヘッドライトも注文。
まず、エアクリ・エレメントを取り付けようと思って、ボックスを空けるが、この時点で、エレメントの形状が違うことに初めて気付いた。バイク屋に電話し
て、注文ミスだったことが分かり、正しい部品を追加注文。また届くのが2日後なので、ヘッドライト部分を外してみることに。初めにライト下の六角ネジを外
してみるが、外れそうで外せない!!結局、上のGのリンクの通りにして外せた。中は砂(埃?)が入っていて、歯ブラシやらを駆使して、かき出す。
やっと部品が届き、いよいよ、全てを交換することに。まず、ヘッドライトを換えて、組み込む。エンジンを掛けてみると付いた。
次にエアクリを換えてみるが、やはり、エンジンはそのままでは掛からず。
更にジョイントを換えて(これは差し込むのが中々難しい!!)、いよいよ、マニホールドを交換を。古いのを外して驚いたのが、根元の方にも大きな亀裂があ
り、完全に使い物にならない状態だった。新しいのに買えて、キャブを差し込み、この時点で、キックしてみると、やっとエンジンが普通に掛かった。ここで、
初めて、マニホールドが一番の原因だっ
たことが分かった!!
これで全てを組みなおして、カバーも付け、やっと復元!!
バッテリーは無くても、動くから要らないが、ここまできたら、完璧に!!ということで、1年前に買ったのと同じ中国製のを。セルを使ってみたら、ちゃんと
動いて、エンジンも何とか掛かったので一安心。
【今後の課題】
暫く、乗ってみたが、まあ普通に動いていたときと同じ様に快適に!?
と言いたいが、まだ問題があって、
最初の始動では、アクセルを少し開けないと、エンジンが掛かり難い!?
さらにスタートするとき、アクセルの開け具合で、後輪がガッガッガッガッーと鳴って、空回りする(滑るような、ジャンプする)ような現象が起き
る。これは買って割りとすぐに(1,2年ぐらいで)起きていたような気がする。後輪を換えるべきなのか???空気圧が低いのか?それともオートチョークの
せいなのか???
昔、みたHPに、似たような質問があり、駆動系の
掃除
が必要とのこと。(そのページはもうない。)
次は駆動系のバラシかな?
ス
ピードが出ない-駆動系
ヤ
マハ系の駆動系修理
実は、エンジンが掛かる様になる前に、オートチョークの修理〜始動性向上〜
をみて、チョークのピンを上げれば、ガソリンが濃くなり掛かるかも知れないと思い、上げたのだが、そのときは掛からず、今もそのままにしてある。果たして
これを戻した方が良いのか?それともこのままの方が良いのか?戻すと掛かり難くなるはずだが・・・!?
【その他】
ロジャースで、バイクボックス(リアボックス)が2980円で売っていたので、買おうか迷ったが、1日置いて、結局、買った。見た目のバランスもそう悪く
なく、荷物が沢山積めるのが嬉しい!!ただ、バイクカバーが当然、下まで届かず、カバーにロックを通すことが出来なくなくなってしまった!!(まあそれを
覚悟で買ったのだが・・・。)
安いだけあって、塗装が剥げやすい。それ以上に、結構、ガタガタと蓋がう
るさい!!
蓋の溝に、細いスポンジを入れてクッション代わりにしたが、何故か効果なし!!
良く確かめると、蓋のロック部分の金属同士のぶつかりでウルサイようだ。
そこで、上蓋の金属の棒部分に、ビニールテープを2重で巻いた所、全く、
音がしなくなった!!