ベアリングの交換


ギアボックス(トランスミッション)のベアリング

フロントハブ編 (2年掛かって、やっと交換成功!!)

リアのパワー・ジャンクション・プレート編

おまけで、中華ベアリングと日本製との違い

ベアリングの交換は、どの購入者の情報を見ても、交換した方が良いと書い ている。
私も交換したいとは思っているが、素人には、ハードルが高い!! (気がする。)
それでも、情報を集めて、部品と工具を購入し、用意はしてある。
(NSK のベアリング、オイルシール、ベアリングプーラーとインストーラー各種と。)

後は、実行するだけなのだが・・・。

気持ちとしては、まず、トランスミッション(=ギアボックス)のベアリングを、次は、フロントのハブのを、
最後に、後輪のパワージャンクションプレート内のを、と思っていたのだが、
実際には不都合の起きた順で、トライする羽目に。

不具合としては、

左フロントのハブ、後輪のパワージャンクションプレートの順で、起きたので、、
最後が、エンジンのミッション(=ギア)ケース内ということになる。

@ 左フロントハブ

元々、左前輪の回転が悪かった!

フロントを浮かせて手で回すと、右はスムーズなのに、左はすぐに止まってしまう。
初めは、ブレーキの引きずりだと思っていたが、
ブレーキだけ外して、回してみても、変わらず、すぐ止まってしまう!!

ホイールのハブを外してベアリングの回転をみると、左は殆ど、回らない。

正確には、素手で指を入れて回しても、滑って空回りするだけで、
ベアリング自体は回ってくれず、ゴム手袋をして、やっと、少し回る状態。
しかも、ゴツゴツした感じで。明らかに、ベアリングがやられてる!!

それでも、車体に取り付ければ、一応は、回るので、そのまま、乗っていた。
それに、実際の運転で、支障が出ることも、無かったので。
(燃費に影響はあったかもしれないが・・・。)

そこで、購入後、2年目に、トライしたのだが、全く、外れず、というより、    正確には、微動だにせず、断念した!!
この時は、パイロットベアリングプーラー F1 (9千円ほどを使い、レンチをハンマーで叩きつつ、頑張ったが、
ダメだった。ちなみに、プーラーのネジ山が痛み、足部も、ずれたりして、かなりのダメージを負ってしまった!!

さすがに、これですっかり、やる気を失くしてしまい、ベアリングの交換自体を諦めてしまった!!
それでも、トライク自体は、問題なく、動いていたので、そのまま1年以上、乗っていた。

しかし、ダメになるのは時間の問題なので、良い手がないかを、考え、ネットでも調べ、
色々な手を使ったがダメで、それでも、ある日、
『あるもの』を使うことにより、とうとう、成功した!! 詳細は下に。

A リアのジャンクション・プレートのベアリング

しかし、冬になり、引き回しで、後ろから 『ギーコ! ギーコ!』  という音がするので、
パワージャンクションプレートを外して、調べると、ベアリング自体が、回りはするが、ガタついていて、
しかもハウジングの外側=ホイールの中に入っている部分に擦れた傷が無数に付いていた。

そこで直ぐに、交換にトライして、こちらは割とスムーズに出来た!!

これに気を良くして、1年ぶりに再び、フロントもトライしたが、前と同じではダメなので少し、工夫してみたが、
やはりダメ!! しかし、ベアリングの間のカーラーが、ずれたので、ほんの少しは動いたみたいだが・・・。

B ギアボックスのベアリング

ここまでくると、ギアボックスのも変えてしまえ!!と、いい気になって、手を出したのだが、
とんでもないことに!!ちなみに大きな不具合は感じられなかったが、外したベアリングを指で回すと、
多少の引っ掛かりが出る。遅かれ早かれ、ダメになっただろう。

続きは下へ。


・トランスミッションのベアリング交換

ある意味、一番、難度が高かった。(理由は最後に。)
まず、外すのに、ギアオイルを抜いて、M8 のボルトを6本、長さが2種類あり、時計回りで、1,2,4が短く、他は長いの戻すときにで注意。

問題は、ガスケットでかなりしっかり貼り付いているので、これを引き剥がすのが大変。
隙間にマイナスドライバーを挿し込んで、少しずつ、グリグリと隙間を広げつつ、シャフトを左右に揺さぶりながら、剥がして行く。
(オリジナルはかなり強力に貼り付けられているので、壊すぐらいの勢いで、やらないと取れない。
ちなみに、私は一度、ドレンボルトのヘリサートで、厚めの手作りガスケットと、液状ガスケットで貼り付けたので、
割と綺麗に、しかも簡単に剝れた。)



クラッチ側のシャフトは、既に用意してあった、塩ビ管にシャフトを入れて、
ゴムハンマーで思いっ切りブッ叩くと、抜ける。

車体側は、ギアを2個取ると、タイヤ用の軸のみになる。
それぞれ、3個ずつベアリングが付いている。
車軸( 本体側)は、タイヤを外してしまえば、簡単に、抜けたが、逆に、これで大丈夫なのかと思ってしまったが・・・?
(簡単に抜けるということは、多少、ベアリングとの隙間があるということになるから、
 空回りする可能性があるのではと思うのだが・・・?)


ベアリングは NSK と交換 (値段はモノタロウ調べで、2018年現在、税込み)
250円前後で、車軸用だけ、両側シールとなっている。他は全て開放形。

 6204  291円
 6203 258円
 6202 215円






 6004 DDU 355円
 6002 247円
 6301 269円







上の写真には、交換用の NSK のベアリングの番号と大きさ: 外径x内径x幅 の順で、書いてあるが、
普通は、内径x外径x幅が正しいらしいが、ベアリングを叩き込むときのために外径を先に書いておいた。
ちなみにオイルシールはシャフト側に1つずつで、内径x外径x幅の順で、

27x42x7 タイヤ側 NOKオイルシール TC27427 439円(474円税込) 
20x32x7 クラッチ側 武蔵オイルシール工業 UE型 UE20326 218円(235円税込)
 

全部で 2,300円(税込)

当然、ベアリングプーラーで抜くのだが、本体側のはなかなか、大変。

足を掛ける場所が狭いので、工夫が必要かも・・・。
私は少し、無理をしたせいで、プーラーの真ん中のボルトのネジ山が、
一部潰れて、ボルト自体も少し歪んでしまったので、代わりのボルトをモノタロウで買った。
M8x90 の全ネジ、六角穴付きで、323円
(実は先に、フロントハブのベアリングを抜こうと、無理をした時点で、かなりボロボロになってしまっていた。)

大事なのはベアリングを、入れる方で、失敗するとトンデモないことに!!  (下を参照)
従って、慎重かつ丁寧に入れるべきだが、要は水平になるように打って行けば、
半分以上入った所で、後はすんなり行く!!
使うのは、下の写真にあるものだけ。

まず、ベアリングは冷凍庫で十分冷やす。
入れる際には、グリスを薄くよく塗って、まず手で出来るだけ水平になるようにあてがい、
インストーラーで、慎重に叩く!! しかし、ほぼ確実に、傾くので、

「逐一、目視で、傾きを確認しつつ、出ている部分を見極めて、そこだけ数回叩き、再び確認する」

という地道な作業を繰り返すこと。これを上手くやらないと、壊れる!!
ただ、ある程度、水平に入れば、最後までは、スムーズに入ってくれる。
下のは入れた後の写真。



実は、私は、クラッチ側のシャフト部のベアリングを入れるときに、無茶をしてしまい、実際、割ってしまった〜〜〜!!!
(そういう話は、既に聞いていたのに、何故か、やってしまった。情けない!! 疲れていた時にやってしまったというのもあるが・・・。)

もう少し正直に言うと、グリスを塗らずにやって、なかなか、最後まで入ってくれないので、
次に出てくる油圧式のプーラーを使ってしまった。その時、バキッという音と共に割れてしまった!!

しかし、これが最初にトライしたベアリングで、逆に、この失敗のお陰で、慎重になり、グリスも塗ってやるようにしたので、全て上手く入った。
特に、車体側で、もしこれをやってしまっていたら、エンジン総入れ替えになってしまったので、ある意味、助かった。
ちなみに、この部品は、 AliExpress で 2千円程(送料込)で買えるので、念のため2つ注文した。
届くのに、3週間ほどかかる予知だったが、10日で届いた。

その後、慎重に、シャフト部のベアリングを入れてみたが、やはりこれが、一番難しく、
(一部、見えないので、水平かどうかが分り難いのと、やはり、ベアリングが大きいのが原因。)
残りの2つは、割と簡単に入った。

叩く時のゴムハンマーは、出来るだけ新品を使う方が良い!!(古いと、ゴムが取れて、ベアリングに入ってしまうので。)
ダイソーの持ち手が木の9.5オンスのが使い易いので、おススメ。

何故か、この後も色々と、トラブル続きで、元に戻すのに、酷く苦労した。呪わているとしか思えなかったのだが・・・。
(疲れてくると、慎重な行動が出来なくなるのは、当然だろうが・・・。)

・ギアボックスのガスケットを貼るのに、液状ガスケットを、いつものと違うのを使ってしまい、貼り直し。
・シャフトがなかなか入ってくれず、甘いままで組み付けてしまい、やり直す羽目に。
(これは、新しいゴムハンマーを買ってやったら、すんなりと入った。もっと早く買えば良かったと後悔。)
シャフトの入りが甘いと、タイヤが回らなくなるというか、回すのに、抵抗が大きくなるので、注意!!
左が僅かに隙間があり、右は新しいハンマーで叩いた後で、隙間が無い!!

・上のせいだったのか、ギアボックスを止めるボルトが1本、締め過ぎて、切れてしまい、別ので代用する羽目に。
オリジナルは、フランジM6x30 で、頭がM8 だが、代用品は、頭が、M10。

・プーリーケースを戻し、最後のボルトを締めようとしたら、何故か全く締まらず、それが以前、ヘリサートした部分で、
何故か、ヘリサート自体がダメになってしまっていた。ヘリサートをし直して無理やり、付けたが・・・。
入ったのだが、外す時に、ネジがまた、切れてしまった!! (まあ、1本ぐらい無くても、大丈夫だろうが、出来れば何とかしたい!!
こっちは、M6 で全体の長さが 71で、ネジ部が23 (頭は、M8)なので、70でネジ部が、20で十分。
・また、その時、ガスケットが、ベルトに掛かってしまい、バラバラに。

上のブチ切れたネジは、ドリルで、削るしかないのだが、なかなか、難しそう!?

取り合えず、何とか走るようにはできたが、不安〜〜〜。


中華ベアリングと日本製ベアリングの違い

指で回すと、中華の方が、回転が良いように感じるのだが、実際は、その分、緩い!!
多分、隙間がある分、回り易いのだろうと。
日本製は、しっかり滑らかという感じで、緩みがない。その分、中華程には回らない。

痛んだ中華のは、回りも悪く、途中、引っ掛かる。実際、分解してみると、溝に傷がいくつも付いていた。

10個のベアリングを外したが、その内、まともだったのは、4つぐらいで、酷いのが2つ、他は緩かった。
私見だが、恐らく、精度が甘く、0.1mm 程度のずれがあるのでは・・・、と。(数字は適当)
主に、小さい方に多く、大きい方は少ないのではと思う。(大きいと回らないので。)
小さい方は回るが、当然、その分、ガタつくので、使ってる間に、振動で、傷つき、壊れていくのだろうと。
きっと、中の球の剛性も日本製よりは低いのではないかと。(つまり、壊れやすい。)

丁度、6千キロ程度で、ガタが出だしたので、それ以上、そのままで走っていたら、当然、廃車、もしくは、
事故を起こしていたのでは・・・!? と思うと、怖い!!
少なくとも、左フロントと、ギアボックスのいくつかは、引っ掛かりがあったので、
もし1万キロ走れたとしても、ハブや車軸にもダメージが出るだろうから、ほぼ、廃車になるだろう。

従って、購入時に交換できるのなら、した方が良いし、
遅くても、5千キロ超えた時点で、交換すべきだろう。



・フロントハブのベアリング

6304 番の DDU (NSK) か LLU (NTN) 4個内径-外径-幅=20-52-15
オ イルシール AD 28-52-7 2 個
(オ リジナルは両 側リップだ が、日本では売ってないらしいので、片 側リップで代用と のこと。)

どうしても抜けないベアリングの抜き方

普通のプーラーを使っても、潤滑剤を使っても、ガスバーナーで加熱しても、鉄の重いハンマーで叩いても、
どうしても抜けないハブ・ベアリングをどう抜くか?

 ネットでいくら調べても、他の方法が載ってない!! プロに頼むしかないのか?
では、プロはどうやって抜くのか? プレスを使うとか漠然と書いてあったりするがいまいちよく分らない。

ある日、次にような、油圧式のプーラーをネットショップで見つけた。 6千円弱 (送料込み) 安い!!

しかし、これは、シャフトにはまっているベアリングを、爪で引っかけて、抜くもので、
筒状の中に 入ったハブ・ベアリングには使えない!!??
と思い込んでいた。


しかし、逆転の発想で、
『ベアリングから、周りのハブを抜く!! と考えれば、使える のでは!?』

と思いつき、買うことに。
5,780円の10%引きが一番安かった!!(送料無料→楽天ショップ

勿論、そのためには、ベアリングの穴を塞ぐ必要があり、それには、
内掛け式のベアリングプーラーのチャックを使う!!


9千円程で、
使えるプーラーの中でも、
一番安い物だが、これでだけでは絶対抜けなかった!!



これの真ん中の下の2つを使う。


写真の、ステンキャップは、工具の保護のために必要!!
ここへ、油圧式プーラーの尖った先端を当てて使うので。
その先端は、10oのボルトで代用もできるが、あまり長過ぎると、ボルトが、歪むこともあるので注意!!
(それぐらい、強い力が加わるので。5t!!)

実際、これらの組み合わせで、成功した!! 抜くだけではなく、入れる時も、必要だった。
使い方は、色々。

最後のは、真ん中のボルトが曲がったので、代わりに、中に入るチャックを間に入れて使った。
使い方の細かい注意は下に!!(非常に重要!!)

実際の様子は動画で。

抜いたベアリングと、抜いた後のハブ:

パーツクリーナーで綺麗にしてから、冷凍庫で冷やしたベアリングを、ゴムハンで、角を叩きながら、
水平になるように少し入れて、インストーラーを当てて、ひたすら叩き込んだ。それでも、半分しか入らないので、
後は、上の油圧のを使って、圧入した。

実は、最初、圧入のし過ぎを心配して、少し隙間を開けたままで取り付けてみたのだが、ボルトを締めると、
却って回らなくなってしまった。→ それは当然で、隙間の分だけ、内側だけ押されてしまい、それが抵抗になるのからだと。

当然、ゴムハンで叩いても、ビクともしないので、もう一度、油圧ので、はめ込んで、今度は、カラーが、しっかりと、はまった状態にしたのだが、
圧入し過ぎたのか、やはり、ベアリングの回転が悪い。

いまいち、原因が分らず、もう一度、オイルシール側のを抜いて、確認してみた所、どうもカラーがガタガタで、怪しい!!
角の面取りも、不十分で、それに、少し、厚いように感じたので、削ることに。
削り過ぎると、隙間が出来てしまうので、面取りメインで、後はざらつきを失くす程度で、綺麗にして、
圧入も、カラーが、ずれない程度に、何とか加減して、入れてみた。グリスもちゃんと塗って、シャフトへの取り付け部にも、
グリスをスプレーして、装着した所、今度は、非常に、良く回るようになった!!

油圧式プーラーの使用上の注意!! (大変、重要!!)
爪を掛ける部分には非常に強い力が加わるので、傷が付いてしまう!!
特に、ボルト穴は、傷でボルトが入らなくなってしまう。
(勿論、削れば、簡単に直せるが、嬉しくはない!!)
そこで、別のボルトを、はめて、そこへ爪を引っ掛けて使うべき。

また、圧入の時も、初めは、インストーラーの円盤の中央の穴へ、プーラーの尖った先端を入れて使っていたら、
インストーラーの穴が潰れて変形してしまい、困ったことに。
そこで、上の右の写真のように、 普通のボルトで取り付けてから、使うと良い!!
(このボルトは、プーラーに3本目の爪を固定するための物を使用。)

要は、部品や工具自体が、傷付かないように、安いボルトなどを使って、
上手く、工夫することが必要!! ということ。



ちなみに、これまでにトライした方法については、以下の通り: 

2度トライして、まだ駄目で、3度目の正直を実現するために、道具を注文中!!
(長さ 2tiniami1cm の 14mm レンチを。)

しかし、2度目で、ベアリングの間のカーラーズレたので、少しだけ動いたのは確か。
この時は、バーナーを買って、加熱したり、プーラーのアタッチメントを引っかけた状態で、
反対側から、棒を入れて、ハンマーで叩いたり、そのための、重いハンマーと台となるブロックを買ったりして試したが、
こちらは全く効果なしで、ブロックは割れるしで、散々だった!!


そこで、やはりプーラーそのものを使うために、ホイールに取り付けて、タイヤを足で踏みながら、
六角レンチで、プーラーの頭のネジを押さえながら、その下の、六角ボルトに付けたメガネレンチを、
ゴムハンマーで、ひたすら叩いた!! それでもカーラーが、少しずれただけで、ベアリングが外れるには、
程遠い!! 
(が、多少の希望は見えた気が・・・。
 ちなみに、ずれたカーラーは、金属棒を、当ててゴムハンマーで叩けば、元へ戻せる。)


この時点で、このまま頑張るか、諦めるか、迷ったが、乗りたいので、元へ戻すことに。
しかし、このまま戻しても、変わらないので、一度、ベアリングそのものを、清掃してみることに。
ベアリングのシール部分を細いマイナスドライバーで引っかけて外し、中を見てみると、真っ黒なグリスが。
(バーナーで炙ったので、焼けて焦げてしまったのもあるだろうが・・・。)

パーツクリーナーを吹きかけて、古いグリスを洗い流し、綺麗に拭いてから、新しいギアグリスを、
指で塗り込みながら、回し、さらに、塗り込んでを繰り返している内に、少し、回りが良くなってきた。
それで、シールをはめて、ホイールを元へ戻した。

実際、回してみると、前よりは、スムーズに回るようになったが、それでも右よりは、早く止まってしまう!!

不具合の原因!?
元々、回転が悪かったのは、ベアリングそのものよりは、
恐らく、ベアリングの打ち込み過ぎで、カーラーとの圧力で、 回りにくくなっていたのではないかと思う!!
その状態で、走っていたので、ベアリングそのものが、ダメージを受けたのではないかと。



一応、乗ってみて、まだ走れるのだが、このままでは時間の問題で、大きな故障になっても困るので、
何としても、ベアリングを交換したい!!
そこで、力づくで外すために、長めのレンチを買うことに。

 Amazon で、送料込みで、854円

 4日ほどで届いた。




早速、前輪を外そうとしたとき、外す前に、手で回してみると、
何と、右よりほんの少し早く止まるだけで、以前とは比べ物にならないくらい、スムーズに・・・!!??
実際、外して、手袋した指を入れて回してみると、そこそこ回る!!
(恐らく、数回乗ったお陰で、グリスが回って、スムーズになったのだろう。
 ということは、不具合の根本は、中華グリスの劣化!?  ということになるが・・・。)

このまま戻しても良いんじゃないと思いつつも、一応、買った長いレンチでどうなるか試すため、
再びトライしたが、やはりダメ!!
プーラーも、ハブも結構、痛んで、ボロボロになってきたので、元へ戻すことに。
た だ、カーラーが、ズレるようになった分だけ、可能性はあるので、また、夏にでもトライしてみることに。

少 なくとも、元の状態よりは、遥かにスムーズに回るようになったので、
夏ぐらいまでは、もつだろう!!



『パワー・ジャンクション・プレート』内 の

ベアリング 17-47-14 (内径-外径-巾)

下に述べたように、一度、モノタロウの『大阪魂』ブランドの物に変えたのだが、これが、明らかに中華製で、
オリジナルとほぼ同種だったが、どれぐらい持つか試そうと思っていたのだが、最近、あまり乗らなくなってしまい、
チョイ乗りしかしないので、早めに日本製に変えた方が良いだろうと思い直し、NSK 制のに変えることに。

大阪魂に変えてから、
1年ほど経つのだが、多分、200キロも走ってないので、
性能チェックは出来なかった。
ただ、中華製は5千キロも走るとガタが来るので、
何れは交換しなくてはならない!!


久しぶりの交換で、手間取ったが、何とか、無事交換。
ただ、一度目よりは、抜きにくく、はめにくかったような気はする。



今回は、Cリングはオリジナルを再利用し、
オイルシールは、前に買ってあったものを利用。

ついでに、黒の塗装が、数か所、剝れてしまっていたので、
再塗装。



以前はベアリングがガタついていたせいで、筒状の外側に、ホイールとこれてできた傷があったのだが、
今回は、それもなく、ベアリングそのものも全く問題なかった。

余談で、後ろブレーキのメンテもしたのだが、
そのお陰で、少し甘かったブレーキが直り、問題なく効くようになった。
(キャリバーにパーツクリーナーを吹き付けて、汚れを落としてだけなのに???)

【最初の交換】

オイルシールと Cリングも、一応、買ったのだが、 オリジナルに問題はなさそうだったので、再利用した。

後輪のホイールと軸の間へ、差し込む形で、入れるプレートの中に、ベアリングが2個入ってる。
これが、かなり前から、ガタついているのは分っていたが、
交換にまだ、自信がなく、また、大きな不都合もなく、動いてはいたので、そのままにしていた。

しかし、プレートのホイールに入る所が、傷だらけ!!

 これは大問題!!

 ベアリングのがたつきで、軸がブレて、ホイールと
 擦れているということ!! 早急に、直すべき!!

 意を決して、初挑戦することに!!

結果は、 何とか成功!!

まず、ベアリングの取り出し

ベアリングプーラーを使い実行
まず、内径と同じ大きさのアンカーを、ゴムハンマーで軽く叩きこみ、
1個目のベアリングの淵が引っ掛かる所で、アンカーの中へ、軸を入れてレンチで、しっかりと固定する。
(この締めが甘いと、アンカーだけが、抜けて来て、しかも、爪の部分が、潰れてしまうことに、 経験済み!!)
後は、下の写真のようにセット。

上の六角棒を押さえながら、下のレンチを時計回り動かせば、軸が上がってくる。
下のプレートが動かないよう、足で踏んで固定しておく。
回すレンチは、かなりしっかりしたものでないと、やりにくいので、写真のようながっちりした、
レンチがお勧め!!(わさわさ、これ用に買った!!)
後はひだすら、回せば、ベアリングが上がってきて、抜ける。



 右半分が、古いもので、回すと確かに、ガタ付く
 左半分が新品で、モノタロウの大阪魂のものだが、同じに見える。
(多分、中国製?まあでも、使ってみないと分らないし、
モノタロウだから、品質は信じたいが・・・!?)

日本製にすべきだったが、一度、大阪魂を試してみたかったし、
部位的に、それほど、影響もないだろうと思ったので。

次に、ベアリングの挿入(圧入)

使うのは、ベアリングインストーラーという、円盤に棒を付けて、ハンマーで叩き込むという物。
最初が肝心で、慎重に!!必ず、ずれる(傾く)ので、
ゴムハンマーで、ベアリングの端を叩きながら、水平になるように調 節!!

後は、外のコンクリートの上に、雑巾でも敷いて、その上で、水平になるようにして、
鉄ハンマーで、ひたすら打ち込む!! 途中、シリコンスプレーを、何度か吹いておく。
(ゴムハンマーでも良いが、最初は、鉄の方 が、入り易い!!
但し、最後の方は、ゴムの方で、入り具合を確認しながらの方が良い!!)

その前に、先に下になる部分に、
Cリング、オイルシールの順で、入れておくことを忘れないように!!


ベアリングを、2個とも入れたら、オイルシールを入れて、最後に Cリングをはめて完成!!

おまけの別方法
実は、最初、部屋の中で、やっていたのだが、上手く行かず、
座金と、ボルトを使ってみた。但し、左側は40mmのプーラーの円盤を入れて。

これだと、ネジを締めるだけで、入って行くのだが、最初だけ!!
座金が大きいので、中までは入れられなかった。
(利点は、叩かないので、夜中でもできること!!)

それで、外へ出て、コンクリートの上で、叩いてみたら、割とすんなりと入ったので、
初めからそうすれば良かった!!