屋根付き自転車の製作
ネットで『屋根付き自転車』で検索すると、いくつか画像付きで、出てくるが、実際に販売してるものは、
値段が自転車本体よりも高い上に、しかも、取り付け・取り外しも簡単にできそうにない!!
そこで何とか、安く、しかも簡単に取り付け取り外しのできるものができないかと思い自作してみることに。
試作第2号 子乗せ自転車 材料費:4千円
フルバージョン



防風バージョン (本体の屋根を外した状態)



一見、風に弱そうに見えるが、実はかなり強く、十分にしなるので、飛んで行くことは無い!!
素材に、『ダンポール』 (段ボールではない!!) という復元力の強い園芸用の支柱を用いている。
またシールドとしては、ダイソーで買った、布団用圧縮袋を切り開いて、ホットシーラーで接着。
(欠点はポリエチレンはバタバタとうるさいのと、ゆがみが酷く、前がよく見えないこと。)
但し、前の防風の方は、厚さ 0.12mmのテーブル用ビニールシートを使用。
(こちらは音はしないが、透明度が低い。)
試作第1号でも述べたように、シールド越しでは、視界が取れないので、視線の少し下で、屋根の方の一部を切り取り、それと同じ高さまで、下に、防風シールドを付け、2重構造にすることにより、視界の確保と雨除けを実現。
実際の使用レポート: 利点と欠点
まず、後ろの子乗せのカバーの上の接合部を付けたままで、乗り降しさせるのが少し難しかったので、ワンタッチで取り外しが出来るように改良。
冬の間は、防風バージョンで、ずっと使っていたが、冷たい風を避けられるので子供は助かっていたみたいだ。
(フルバージョンにしておけば、運転者の自分も助かったとは思うのだが、さすがに快晴の中で使うのはちょっと抵抗が。)
強い風のときは、防風バージョンでも、自転車が倒れてしまう。スタンドを、子乗せ用のごつい奴に変えるべきだが・・・。
さらにもっと風の強いときに、倒れる代わりに、、支柱が折れて壊れてしまった。(その後、強風のときは、出来るだけ外すようにはしたが、面倒。)
実際、乗って走る分には、そこそこ強い風でも、しなるので、使い物にはなっている。
弱い雨なら、合羽を着なくても、袖が少し濡れる程度なので、便利。
普通の雨なら、合羽の上だけで行ける。強い雨だと、下もはかないと無理。
後ろに乗せる子供は、弱い雨でも、上の合羽はあった方が良い。
いずれにしても、顔や胸が濡れないのは、結構、大きくて、使っていて、やはり、便利だと思う。
但し、視界が限定されるのが、もう少し、改良の余地は有りそうだ。
更に取り外しがもっと簡単に、ワンタッチぐらいで出来ればかなり使いやすくなるのだが、まだ、ちょっと難しい。
試作第1号
試作第一号として、自分のシティ自転車に装着してみた。
こちらの方がすっきりしているのだが、
重大な欠陥が・・・!
ビニールの透明度と歪みが酷く、前が良く見えない!!
また取り付け・取り外しで、工夫の余地があるため、対策を検討。
ちなみにこの時点で使用した分の材料費は、1500円ほどだが、
使わずに終わった分も入れれば、3,4千円で、新たに買った工具も入れると、7,8千円くらい?
目標
- 研究開発費は1万円くらいまで。(失敗代、工具代を含む)
- 実費(部品代) 5千円まで、できれば2,3千円くらいで!?
- 取り付け・取り外しが簡単(最低でもドライバー一本で)、時間は5分から10分くらいで。
- 子乗せ自転車にも装着可能に。